革財布ブランド情報!日本革職人が仕立てる本物志向の革財布
革財布ブランドには20年以上もの歴史を重ねているブランドがある反面、新規ブランドの誕生とブランドの消滅が繰り返されている状況。ここではそんな日本の革財布ブランドに関する情報をご紹介いたします。
目次
日本の革職人技術を生かした「革財布ブランド」
近年、日本で人気を高めているのが「日本の革職人仕立ての革財布」です。
日本製革財布の中には「縫製・仕立て」を海外(アジア各国)で行っている革ブランドと日本国内で行っている革ブランドが存在しています。
同じ日本革ブランドだとしても、人気(価値)なのは後者の「日本国内(日本の革職人仕立て)で創作されている革財布」ですのでお間違いないようにしていただければと思います。
日本革ブランド(日本革職人仕立て)の特徴&魅力とは!?
基本的には「革ブランド」に関する好き嫌いは人それぞれの趣味・嗜好によって形作られていることを前提としつつ。日本革ブランド(日本革職人仕立て)の何が魅力となっているか、その特徴として下記6つの要素があげられます。
革財布縫製・仕立て技術の丁寧さ
日本の革職人仕立てであることの最大の特徴・魅力と言えるのが「縫製・仕立ての丁寧さ」です。
「革」は天然の産物。同じ牛革であったとしても、裁断された革素材のひとつひとつに個性が存在しています。
財布を仕立てる季節によっても「湿度」「気温」が異なり、革の伸縮度合いなどに違い(個性)が生じるもの。そんな革の個性や環境変化に応じた対応が革財布の縫製・仕立てに求められるのです。
そんな微妙な力加減や臨機応変の対応に優れているのが日本の革職人。世界的に見ても高い仕立て技術と丁寧さが魅力となっています。
「丁寧な仕立て」は革財布の丈夫さ・強度を生み出すとても重要な要素に。末永く愛用することができる革財布を求めている方にとって、日本の革職人仕立ての革財布は人気の中心となっているのです。
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本革の品質へのこだわり(上質な本革仕様)
日本革財布ブランドの特性の一つが「本革の品質へのこだわり」が高いことです。革財布に限らず、日本の物づくりに共通した要素と言えそうです。
実際、同じ牛革だとしても、粗悪・低品質な牛革から上質な牛革まで、いろいろな品質の革が一般市場には混在しています。
革の品質は
*革の風情・風合い(見た目の美しさ)
*革財布の寿命(丈夫な革財布となるかどうか)
の違いとして表れます。
日本の革ブランドの多くが”革の品質”を最重要視。革の目利きに長けた人が欧米のタンナー(革のなめし加工・生産工場)から直接、革を買い付け・入手するなど正規の仕入れ・輸入ルートを有しています。
革財布の細部にわたる「細やかな工夫」
「細部にわたる細やかな工夫」も日本革ブランドの特徴的要素となっています。革ブランドごとに、こだわりの内容・部位は異なりますが・・。
・コバの磨き方
・革の折り返し処理方法
・ステッチワーク
・革の削ぎ方(厚みの調整)
・縫製方法(手縫いなど)
など様々なこだわりポイントが存在。これらの要素が各ブランドの特徴・強味の要素となっています。
安心感が持てる「革財布の補修対応」
近年、日本革ブランドにて導入が増えてきているのが「革財布の永年修理保証制度(サービス)」です。当該革ブランドの正規SHOP(公式)から購入した革財布であれば、永年の修理保証が付くというもの。
「無償修理」「一部有償修理」「会員価格での修理」など各ブランドごとに内容には違いがありますが、末永く財布を活用していきたい人にとって、嬉しい安心要素となっています。
日本人の生活スタイルに合わせた「使い心地良い革財布」
国・地域が異なれば様々な生活習慣や生活スタイルが異なるもの。「紙幣の形・サイズ」なども大きく異なっています。
日本革ブランドで作られている革財布は、基本的に日本の生活スタイル・生活習慣に合わせて創作。日本の紙幣・コインなどが適切に出し入れできるような工夫や財布の使い方を想定して作られています。
スタンダードなフォルムデザインの革財布
海外の高級ブランド・ファッションブランドの財布は「ブランド力」が大きな魅力となっています。ブランド力を高めるために、個性的なフォルムデザインや柄及び目立つロゴデザインなどが採用されています。(そういう傾向が多いということ)
対して、日本革ブランドの多くでは「シンプル&スタンダードなフォルムデザインの革財布」が特徴となっています。
一目でブランド名がわかる革財布ではなく、革の風情・魅力を前面に押し出した(活かした)革財布に。
おすすめ本物志向の日本革財布ブランド【5選】
現在、日本には長き歴史を刻んでいる老舗革ブランドから新たに誕生したばかりの新興革ブランドまで、様々な革ブランドが存在しています。
単純に「売上実績(販売数など)」にて革ブランドを順位付けすることもできますが、革財布は「革職人の技術と個性」が大切な要素となるもの。
生産数は少なくとも革職人がひとりで立ち上げた小さな革ブランドの中にも、高い支持を得ているブランド・工房が少ながらず存在しています。
ゆえに、前項にて記した「5つの要素(特徴)」を有していることを前提条件とした上で、私が現在本物志向の革財布づくりの魅力を感じている日本革財布ブランドを厳選して(5ブランド)ご紹介したいと思います。
COCOMEISTER(ココマイスター)
●COCOMEISTERオンラインSHOP(本店)
●ココマイスター 銀座店
●ココマイスター 銀座並木通り店
●ココマイスター 自由が丘店
●ココマイスター 大阪心斎橋店
●ココマイスター 名古屋栄店
●ココマイスター 神戸旧居留地店
COCOMEISTER(ココマイスター)は2009年7月、当時としては画期的な公式オンラインショップ(本店)を基軸に、自由が丘に実店舗を構える形で誕生した革ブランドです。
「高品質な欧州革」と「日本の匠革職人技術」にこだわった革製品(革財布)づくりがブランドコンセプトとなっています。
特徴的なのは、当時は女性用財布として認識されていた「ラウンドファスナーデザインの長財布」をブライドルレザーやコードバンを使用した男性用財布として創作。現在のメンズ・ラウンドファスナー長財布のパイオニアとなっていることです。
■■特徴・魅力
・多種多様な革を使用した風情の異なる豊富な財布シリーズの存在
・今最も勢いのある(人気)ハイエンドな日本革ブランド
・ブランド力向上に伴いプレゼント需要(贈り物)の高い革財布に
・財布購入時に無料入会できる「ココクラブ」の存在
・ココロクラブ会員は「永年修理保証制度」「ポイント制度」の対象に
GANZO(ガンゾ)
●GANZOオンラインSHOP(公式)
●GANZO本店(表参道店)
●GANZO六本木店
●GANZO大阪店
創業100年以上の歴史を有した株式会社AJIOKAが1999年に立ち上げた革ブランドが「GANZO(ガンゾ)」です。
革種類は少なめですが、厳選された高価値の革(ホーウィン・シェルコードバンなど)を中心とした最高級な革財布ラインナップを揃えているのが特徴。ハイエンドな革ブランドとして人気を有しています。
■■特徴・魅力
・ハイエンドな革財布を揃えた「高いブランド力」
・100年以上の物づくりの歴史に裏付けられた安定感のある革職人の技術力
・最高級なコードバン財布ブランドとしての魅力
・全体的にステータスを感じる革財布の創作(ビジネス仕様)
Crevaleathco(クレバレスコ)
●Crevaleathco(クレバレスコ)公式HP
●Crevaleathco(クレバレスコ)の商品ラインナップ
Crevaleathco(クレバレスコ)は2017年に匠の技術を有する革職人・西森氏が独立、開業した革工房&革ブランドです。
店舗展開を中心とした革ブランドとは異なり、基幹店舗を有することなく、革職人の個性・特徴を活かした革財布づくりが魅力となっています。
最大の特徴と言えるのが匠革職人が運営する革工房だからこそ、可能となる「手縫いステッチ」による財布づくり。一般的な「ミシン縫い」では表現できない細やかで機能的なステッチワークの美しさが魅力に。
■■特徴・魅力
・革職人西森氏の技術が活かされた革財布
・手縫いステッチワーク(縫製)ならではの機能性(解れにくい)と美しさ
・一般市場には少ない個性的な革を使用した商品ラインナップ
Flathority(フラソリティ)
●Flathority(フラソリティ)公式HP
●Flathority(フラソリティ)使用品ラインナップ
1952年に東京葛飾で鞄メーカーとして誕生した株式会社猪瀬が2004年に立ち上げたオリジナルブランドが「Flathority(フラソリティ)」です。
OEM事業(有名ブランドの商品製作)を通じて培ったノウハウ&高い技術が活かされた革財布が特徴となっています。
直営店はなく、提携SHOPを通じて商品販売が行われている状況。オンラインショップとしては「Flathority公式SHOP」の他「Mens Leather Store(メンズレザーストアー)」のみでの正規販売となっています。
■■特徴・魅力
・国内有名革ブランド(WILDSWANSなど)のOEMで培われた技術と知識
・上質なシェルコードバン財布ブランドとしての魅力
・実用性の高いスタンダードモデルの革財布
crafsto(クラフスト)
crafsto(クラフスト)は2020年夏に誕生したばかりの新興革ブランドです。正直、まだまだブランド評価をするのは時期尚早なのですが・・・。
ひとつ今までの革ブランドにはない新しい魅力(サービス)があることから、期待を込めて厳選させていただきました。その新しいサービスというのが
*crafstoの永久無償修理体制(サービス)
です。
crafsto(クラフスト)の正規店から購入した革製品(財布など)であれば、原則ほつれ直し、縫直し等の修理を使い続けている限り「無償」で行ってくれるという制度(サービス)です。(パーツ交換など部分的に有償となる要素はあります)
これはcrafstoの立ち上げメンバーである革職人が15年以上もの革製品づくりの経験、中でも欧州メゾンブランドの革製品修理&パーツ製作を行ってきた知識と技術を有しているからこそ、実現されたサービス(永久無償修理体制)なのだと感じています。
■■特徴・魅力
・ブランドコンセプトに掲げた「壊れにくく」「修理しやすい」革財布づくり
・永久無償修理体制(サービス)の存在
・シェルコードバン&ブライドルレザーに特化したシンブルデザインの革財布
キャッシュレス志向の革財布
近年、電子決済(クレジットカード、デビットカード、プリペイド式カードなど)の普及の伴って、利用者が増えてきているのが「キャッシュレス志向の革財布」です。
キャッシュレス志向の革財布にはどんな特徴や種類があるのか!?各種情報及び人気のキャッシュレス志向の革財布をご紹介いたします。