本革財布は適度なお手入れを心がけましょう!
革製品の各種お手入れアイテム
革財布は過度のお手入れもお手入れ不足も良くないもの。必要に応じたお手入れを。
基本的に、革素材は「乾燥」にも「湿潤」にも弱い特性があります。乾燥が進むと革繊維構造が傷んでしまい、革そのものの耐久性が消失します。逆に水分を多く含んでしまうと、カビが発生してしまい、こちらも革素材の養分消失、革
財布の寿命を招く要素となります。
その二つの要素を防ぐためのポイントとなるのが「革表面の油分(脂質)」の存在。油分が付着しすぎるのも良くないの
ですが、基本的に油分が革表面を適度にコーティングすることによって、水分の発散を防ぐとともに、余分な水分を
吸収してしまうことを防ぐこととなるのです。そのためには、常に革財布を利用しているということが、最大の油分
補給となるんですね。人の手に触れることで、適度な脂質が革表面にもたらされることになります。
それゆえに、革財布を使用しせずに保管する期間がある場合など、「油分の補給」というお手入れが必要となります。
革の乾燥が進んできたかなぁと感じたときに、革専用のクリームを塗布することで、油分の俸給を行う・・これが、
革財布のお手入れの基本要素となっています。
油分の補給をする上で、革種類の特性に応じた商品を活用する必要あり!
頻繁に、クリームを塗布するお手入れをしている人もいるようですが、それは、革素材の特性を消失させてしまう
要素となることもあるもの。あくまでも、乾燥傾向を感じたとき・・必要に応じて、クリームを活用するといった
適度な感覚が大切です。
また、革素材の種類によって、特性が大きく異なることから、使用するお手入れ用クリームも革素材の種類に応じて
使い分ける必要があることは、忘れないようにしておいていただければと思います。革素材に適していないクリーム
などを使用してしまうと、「色落ち」「シミ」などをもたらす要素ともなってしまうからなんですね。きちんと、
革素材の種類を把握した上で、お手入れクリームを選択していただければと思います。
汚れのふき取りなどに、必要なお手入れ用アイテム。
革財布を末永く活用していく上で、心がけておきたいのは、「汚れが付着したときに、すぐにふき取ること」「水が付着
したときに、すぐにふき取ること」「乾燥しないように、適度な油分を保つこと」の3点です。それらを行う上で、
革財布専用のお手入れアイテムの活用をおすすめいたします。というのも、革財布の汚れなどをふき取るときに、
革素材に適していないものを使用すると、革表面をキズ付ける(擦り傷)ことが多々あるから。
革素材を傷つけることなく、しかも、汚れや水はきちんと除去するためには、専用のお手入れ商品が効果的なのです。